PSImetals:中国馬鋼集団より統合型サプライチェーンプランニングおよび品質管理システムを受注

中国馬鋼におけるコイル製品出荷ヤードの様子

中国馬鋼集団における調和型生産プロセスの実現(サプライチェーン計画と品質管理システムの統合)

2017年9月4日ベルリン:PSIメタルズは、長期のお客様である中国馬鋼(集団)控股有限公司(以下馬鋼)は、溶銑から精整までの所内全工程、およびサービスセンターまでの全範囲をカバーするPSImetals Planning と、品質管理システムPSImetals Quality の導入を受注しました。

2015年から馬鋼は、鋼板生産ラインにおけるサプライチェーン計画と品質管理を統合する、新しいITソリューションを模索していました。最終的に馬鋼は、両方のプロジェクトに対して、PSIを採用することに決定しました。ファクトリーモデルデータベースに基づいたPSIのソリューションは、馬鋼の生産プロセスを最適化することが可能です。馬鋼とPSIは、既に10年以上も協力関係にあります。

垂直統合の視点でみると、サプライチェーン計画システムの目標は、戦略計画から、オンライン納期回答を伴った販売・受注計画、フロープラン(能力計画)、オーダースケジュールおよびラインスケジュールまでの計画ソリューションを構築することです。水平統合の視点でみると、溶銑・溶鋼計画から、製鋼、熱延、冷延、精整、および馬鋼の中国各地に点在するサービスセンターまでの計画ソリューションを構築します。

統合ソリューションの視点では、品質管理システムには、品目特性を一元管理するOrder Dressingモジュールには、品質規格管理、および品質ノウハウ集約のためのデータベースが含まれます。顧客注文仕様と規格の突合せ処理を自動で行うための合金管理システムです。また実績データ(プロセスデータ)を取得することにより、包括的なプロセス分析、オンラインでの品質判定、ライン間における瑕疵位置の分析、統計的工程管理(SPC)が提供されます。

「我々は、PSIと12年間にわたり協業関係を有しています。このたび入札プロセスを経て両プロジェクトを正式に発注致しました。PSIと馬鋼の信頼協力関係はこれから益々発展するでしょう。PSIは、豊富な実装経験に基づく生産計画、および品質管理に関する実証済みソリューションにより、わが社のIT状況を最適化してくれると確信しています。」と、馬鋼の張文洋(Zhang Wenyang)は話しています。

MaGang (Group) Holding Co., Ltd 中国馬鋼(集団)控股有限公司は、中国第7位の中国国営の製鉄企業で、1958年に設立されました。馬鋼の粗鋼能力は、現在、年間1800万トンに達します。世界規模で、冷延薄鋼板、熱延薄鋼板、溶融亜鉛メッキ薄鋼板、カラー薄鋼板、ケイ素鋼板、H形鋼、高級棒線、鉄道車輪等の近代的生産ラインを有しています。

PSIグループは、独自ソフトウェア製品に基づいて、エネルギー管理(エネルギーネットワーク、エネルギー取引)、生産管理(鉱業、金属、自動車、機械工学、物流)および運輸と交通安全のためのインフラ管理のための完全なソリューションを開発し、統合します。 PSIは1969年に設立され、世界中で1,600人を雇用しています。