トルコの鉄鋼メーカー、チョラコール社がPSIを採用

 ベルリン、2020年5月6日–トルコの薄板および長尺鉄鋼メーカー、チョラコール社は、既存の製造実行システム(MES)をPSImetals最新バージョン5.20により刷新を決定しました。チョラコール社では最先端のPSIテクノロジープラットフォームに基づく最新の機能を活用し、生産と品質管理プロセスのさらなるデジタル化を推進します。さらに、PSIは、製造所全体の注文明細を最適スケジュールするための中長期スケジューリングソリューションを提供します。この投資により、チョラコール社は、生産能力稼働率と運用効率における大幅な改善が期待されています。

2011年以降、連続鋳造ライン用のPSImetals計画/キャスタースケジューラー、熱間圧延機のスケジューリング用のPSImetals計画/ラインスケジューラー、およびMESが稼働する予定です。既に開始されている導入プロジェクトでは、PSIは既存のMESを近代化して、製鋼、熱間圧延オペレーション、設備間ロジスティクスを管理し、品質保証プロセスを管理します。

MESに統合されている中期スケジューリングソリューションは、キャスターと熱延ミル間の可視性と調整を向上させることを目的としています。結果、迅速に最適化された計画およびシナリオ分析機能により、意思決定プロセスが高速になります。スラブの配替減少、ホットチャージ率の増加、および圧延サイクル距離の増加は、目標KPIの1つです。当ソリューションは2021年に稼働する予定です。

PSIではお客様企業が主体となって技能継承への取り組みを全面的に支援しており、チョラコール社専任のITチーム「ビットタイム」が開始から関与し、導入、およびシステムテストに参加します。納入後は、アプリケーションのメンテナンスの責任を引き受け、総所有コストを大幅に削減します。

チョラコール社は、イスタンブールに本社を置き、トルコ西部のディロバスで電気製鋼プラントを操業しており、熱間圧延向けのスラブならびに鉄筋やロックボルト向けのビレットを主要製品としています。これらの製品は、さまざまな産業プロセスの生産に大きく貢献しています。 www.colakoglu.com.tr

PSI グループは、独自のソフトウェア製品に基づいて、エネルギーグリッドセグメント(ネットワーク、エネルギー取引)、ドイツ国内公共交通機関向けシステム、および製造業セグメント(鉱業、金属製造、自動車、機械工学、物流)のエネルギーおよびマテリアルフロー最適のための包括的ソリューションを開発しています。 PSI社は1969年に設立され、全世界で2,000人を雇用しています。